週刊 宮本武蔵 第46回 風車(1)
吉沢久子
Erzähler 浅科准平
Verlag: Otobank
Beschreibung
足の痛みもすっかりなくなり、健康な気力に充ちていた武蔵は、津へと向かう便船に乗っていた。松坂まで行けば、近ごろの鬼才と称(うた)われる神子上(みこがみ)典膳がいることは分かっていたが、ふと思い止まる。津の港で降りる時に、腰に鎖を巻きつけた男の姿が眼についたためであった。武蔵はその男が宍戸梅軒であると確信し、声をかけると……。
Dauer: 32 Minuten (00:31:36) Veröffentlichungsdatum: 15.01.2016; Unabridged; Copyright Year: 2016. Copyright Statment: —